イッチロッドの話



Q:今、何かと話題になっている

「スイッチロッド」ってどんなロッドなの?

A:現在、国内・外を問わず、

多くのロッドメーカーから発売されている
「スイッチロッド」。

主に、全長11フィート前後で、両手持ちが可能な

やや長めのロッドハンドルを持つ物を総称してそう呼びます。

釣り場の環境や、使用するフライなどの条件に合わせ、

オーバーヘッドキャストやスペイキャストなどの水面を使ったキャストの

両方に対応する万能なロッドアクションを持つのが特徴です。

その長さを生かし、シングルハンドロッドでは

やや物足りなさを感じていた流れを攻略したり、

限りなくバックスペースがゼロに等しいハイバンクでの釣りを

可能にしたりと、そのメリットは絶大です。

また、ロッドを両手で振りますので、

キャスト時の労力が少なく疲労から解放されます。



Q:沢山あるけど、それぞれ何か違いがあるの?

A:一口にスイッチロッドと言っても、

メーカーごとにそのロッドアクションが異なります。

ロッドメーカーは、キャスティング方法や組み合わせる

ラインの違いによって、ロッドアクションをデザインします。

例えば、 ≪どんなキャスティングスタイルにも対応するが、

特にオーバーヘッドキャストに重点を置こう。➜

やや先調子にデザインされたファストアクション。≫

≪どんなキャスティングスタイルにも対応するが、

特にスペイキャストなどの水面を使ったキャストに重点を置こう。➜

深く曲がりこむトルク感あるアクション。

≪すべてのキャスティングをバランスよくこなせるように。➜

より中性的なアクション。≫ という具合にです。

Q:どんなラインを組み合わせればいいの?

A:通常のウェイトフォワードライン・シューティングヘッド・スペイライン・

スカンジナビアンSTヘッド・スカジットヘッドなど。

基本的には、これらすべてのラインを扱うことが可能です。

ただし、ロッドアクション次第では相性のあまり良くない組み合わせが

ありますので、少し注意が必要です。

また、スイッチロッドには、適正なラインウェイトが

一般のシングルハンドロッドとは異なるものが多くあります。

主に、アメリカンロッドに多くみられる傾向で、

この場合、ラインを選ぶ際には番手表記は無視し、

あくまでも、ラインの持つ自重(ヘッドウェイト)を参考に、

そのロッドに適合するウェイトのものを選ぶと良いでしょう。

はじめてのスイッチロッド選びの参考になりましたら・・・



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